Lolita23q

少女-ロリヰタ-23区完全復活
パーソナルインタビュー:Ba.リョヲ丞

<あっという間に>

―――一日復活の発表からあっという間に9月17日のLIVEまで迎えてしまいましたね。
リョヲ丞:そうですね。いざ発表してから当日を迎えると、目まぐるしくあっという間だった印象があります。

―――チケットも凄い事になってましたね。
リョヲ丞:本当にありがたい事です。すぐ売り切れになりまして。

―――今回O-EASTという会場を選んだことに何かイメージはあったんですか?
リョヲ丞:日程が決まってご縁があった会場っていうのがO-EASTっていう場所で、バンド的にもあれだけ人が詰まっている状況というのは初めてでした。

<ボーカリストはこうあるべき>

―――颯くんが今回ステージに復帰ということで。そもそもどういう経緯で今回の事になったのか教えていただけますか?
リョヲ丞:去年(2015年)の夏ごろにユ≠キとの再会がきっかけでもう一回ロリヰタやってみようっていう話が出て、最初はあくまでも一日復活っていう話をしたんですね。そこから色々あってユ≠キが颯に会おうよって話になって。考えもしない事だったので俺的にはびっくりしたんですが、純粋にまた会ってみたいなって思いました。で、実際に3人で会ったんですね。颯はその時点では音楽からは離れていたんですけど、話をしていく中で考え方とか当時のままの言葉を持ってるな。と感じました。

―――再会した時に、やっぱり当時から光ってた部分を改めて感じたっていうことでしょうか?
リョヲ丞:はい。そこが凄いなって純粋に思いましたね。これは早く一緒にLIVEをやりたいなと素直に思いました。

<ロリヰタのベーシスト>

―――そうだったんですね。
リョヲ丞:はい。ただ、それはあくまで一日復活に対しての話であって。来年からまた再始動しましょう。っていう流れになるにはその後に別の心の動きがありました。

―――どのタイミングから再始動っていうのが、固まったんでしょうか?4月23日の一日復活の発表の時にはもう決まっていたんでしょうか?
リョヲ丞:全然そんなことはなくて。まず龍兎は自分のバンドがあるので、一日復活には参加できないっていう風に聞いて。でも、4人で集まれたって時点で凄いありがたかったのでLIVEをやりたいっていう話から、その先も続けてみようかって話に自然となって。そうしたらその先のことを改めて俺らから龍兎に提案したいねって話したんですね。じゃあ、実際にどういうことをバンドでやりましょうかっていう話になって深く話してるうちに、颯に関して本当に凄いなと思う事があるんですけど、長いブランクがあったにも関わらず【新しくこういう音楽をやりたい】というヴィジョンを彼は持ち続けていて。それに対してその時点では俺にとってロリヰタは【思い出】だったので、その時は彼の気持ちをうまく理解することができなかったんですね。なので、実は一日復活も含めて『俺、やっぱりできない』って俺は一度メンバーに言ってるんです。

―――それは意外ですね。
リョヲ丞:はい。それに対して、「今見えてるスケジュールだけでも一緒にやろうよ」って連絡くれたのがユ≠キだったんですね。自分の中でロリヰタをもう一回やるっていう事は自分の中ですごく大きな出来事で『自分の中でメンバーの信念を理解する事ができないならやれない』と、一人で思い詰めてた部分がありました。でもユ≠キとしては「そう思ってるんであればます俺に相談してほしかった」って言ってくれたんです。思えば、2012年の活動休止の時も『ロリヰタってバンドに区切りをつけよう』って最初に言ったのは俺なんですね。

―――あの時はメンバーそれぞれにそれぞれのヴィジョンがあったということですか?。
リョヲ丞:まさしく。みんなそれぞれやりたい事があるんだったらそれに向かってやろうよ。っていう事で俺から切り出しました。でも、その中でもユ≠キはずっと俺に「もう一度考え直さないか」 って言ってくれて。でも俺は自分の中で区切ると決めていたので『もう続けることは出来ないって』言ったんですけど、当時も今回もユ≠キは俺を引き留めてくれてたんだなって思いだして。俺はまた前と同じことを繰り返すのか?と。それは違う、まずは目の前のことに向かおうと思い直して、4月23日の発表を迎えました。そうしたら、これだけ多くの人が望んでくれていたんだという驚きがありました。
―――そうだったんですね。

<意地>

リョヲ丞:実は俺、その夏に旅に出ていたんですね。
―――珍しいですね。どうでしたか?
リョヲ丞::沖縄の離島に一人で行って。そこで普段見たことのない景色を見ていたら、自分の中にあったこだわりが凄く小さく感じて。それまで意地を張ってたものがどうでもよくなったんですね。よく考えたら一旦離れたメンバーがまた集まってもう一度やろうってなってることや、その後、色々と環境や気持ちの変化もあって龍兎も次があるなら自分もやりたいってその時点では言ってくれてたこととか色んな状況が重なっていて、『これはありがたいことだ。なんで意地を張っていたんだ』と感じるようになりました。
―――なるほど。
リョヲ丞:そこでやっぱり颯の話になるんですけど。俺がもし颯の立場だった場合、長い間音楽からはなれているにも関わらず信念をもってそれを人に語れる言葉にして、発信できるのであれば、颯の願いを叶える手伝いをするっていうのは神が俺に与えたミッションじゃないかと思って。今まで俺は自分のために生きてきたんですね。まず自分が評価されたいという気持ちが強かったんですが、色んなことを経験して、自分以外のメンバーの良さというものが強く理解できるようになったこのタイミングでまた集結できたんですね。今思えば、きっと俺よりメンバーの方がロリヰタというバンドと向き合ってきたんだろうなと感じます。俺は常に自分のものさしで走ってきたので。それを他のメンバーが今までどれだけ尊重してくれていたのかっていう事も今なら理解できます。だからなおさら、こうしてまた集まれたこれからは、バンドのために俺が突っ走るんじゃなくて、メンバー5人で走りやすいように自分の役割を果たしたいという思いが強いですね。

<自分の役割を全うするだけ>

―――今は、曲作りに入ってるんですよね。きっと今回の一日復活LIVEを見て、次のZepp Tokyoへの期待感はどうしても高まりますよね。
リョヲ丞:Zeppに関して言えば、当時を振り返るだけではダメだと思っていて【未来を感じられるスタート】を切れるように、やるべきことをやるだけですね。まず、過去の作品を超える曲を作ること。あとはメンバー全員で全力でステージに臨むこと。それに尽きます。

―――この間のLIVEで見た景色があったからこそ、今だからこそ出来る演奏もあるということでしょうか。
リョヲ丞:この間のLIVEの景色という部分では、意外なことに自分は凄く冷静で。正直言ってしまうと、あの日の自分のプレイには全然満足してません。これからは当時と一緒ではダメだと思っていて。ライブをする上で回りを見る冷静さも必要不可欠だと思いました。

―――完全復活に向けて意識の変化も大きそうですね。
リョヲ丞:俺はベーシストとしてブランクがあるので、ある意味メンバーの中でも特殊だと思っています。一番変わらなきゃいけないのは俺ですよね。ベーシストとして当時できなかった役割を全うすることがこれからのバンドのためになると思っています。

―――リョヲ丞くんとしてもバンドとしても完全復活に一番いいタイミングだったのかもしれないですね。
リョヲ丞:まあ自分みたいな経歴のベーシストは珍しいとは思います。このパートは作品作ってるときはメロディやリズム、歌詞の響きに関してサウンドのバランサーでなくてはいけないですよね。それをLIVEでもメンバー間のコミュニケーションや調和に関してもバランサーでいるというスタンスで居れたら幸せですね。俺は俺のを仕事をして、バンドがもっと注目してもらえることだけを目指していくつもりです。

―――当時は違ったんですか?
リョヲ丞:当時は自分を見てもらいたいという気持ちが何よりも強かったんですけど、こうやってせっかくみんなでまた集まれたので、今はロリヰタとして活動するに当たってメンバーへの感謝の気持ちしかないですよ。

―――感謝という言葉がリョヲ丞くんから出てきたという事実もとても素敵な事だと思います。語弊があるかもしれませんが、当時よりメンバーへのリスペクトを感じます。
リョヲ丞:それに尽きますね。メンバーへのリスペクトをふまえてバンドのことが最優先です。自分が今ここにいれることを感謝して、自分の役割を全うするだけです。

―――いい言葉ですね。

<進化>

リョヲ丞:Zepp以降の俺の向き合い方について最後に話してもいいですか。
―――お願いします。
リョヲ丞:再結成の一つとして世間から見られているという側面もあると思うんですが、俺らとしてはただ過去をたどるのではなく、ここから新しい道を切り開いていくためにまた集まったので、ただ単に再結成したのではなく、ここからまた進化していくバンドだということを伝えたいですね。

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